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セルフマネジメントとは何か
セルフマネジメントの定義
セルフマネジメント(Self-Management)とは、その字のとおり、自己を管理することです。自分自身を管理していくことによって、精神状態や健康状態を安定させることが出来ます。セルフマネジメントは、業務で上司や取引先から無理難題な条件等を提示されたり、理不尽に怒られた時に、自分自身を守る武器になります。
2種類のセルフマネジメント
行動におけるセルフマネジメント
セルフマネジメントは、①行動におけるセルフマネジメントと②精神的なセルフマネジメントがあります。行動におけるセルフマネジメントは、業務やプライベートを含めたスケジュールを調整し、それに従って行動できることが重要となります。仕事における行動管理(タスク管理)については、下記記事を参考にしてみてください。
精神的なセルフマネジメント
今回は②精神的なセルフマネジメントについてみていきましょう。精神的なマネジメントとは、自分自身の感情をコントロールすることです。例えば、理不尽に怒られたときに必要以上に落ち込んでしまったり、怒られた相手に返して怒鳴り返してしまうことはないでしょうか。
もちろん社会人として成長していくために、反省し、改善を試みる姿勢も大切です。しかし反省ばかりしていると自信を無くし、また更に落ち込むという負のループに陥ってしまいます。怒られて落ち込み、立ち直れないかもしれないと思ったときに、自分を信じて、もう一度立ち上がる力を養いましょう。
自分を信じる力を養うためには
自分を信じる力を今回は自己肯定感ととらえ、解説していきます。自己肯定感とは、自分は能力があり、有能であると思うだけではなく、肯定的な面、否定的な面も含めありのままの自分を受け入れる力、自分信じる力のことを指します。
自己肯定感の高め方①
①小さな成功体験を積み重ねる
毎日やると決めたことを実行するだけでも、成功体験となります。例えば、朝必ず朝日を浴びる等、日常生活で簡単にできることを毎日やってみてください。日々の小さなことに目を向け、できた自分を褒めてあげてください。通勤中ごみを拾った、道に迷っている人に声をかけた、仕事での提案が上手くいった等、なんでも良いのです。自分自身が自分の一番の理解者です。自分のやったことを見つめ、小さな成功体験を見つけていきましょう。そうすることで、自己肯定感が高まり、自信もついていきます。
自己肯定感の高め方②
②ポジティブなイメージ・言葉を意識する
自分は出来ない、この仕事は無理だといった思考を続けると、脳に自然とネガティブな意識が植え付けられます。発想を転換して、自分ならこうしたらできる、この仕事はどうやったらできるか、前向きに考えることを意識してみましょう。
自己肯定感の高め方③
③自己肯定感を高める環境を作る
自己肯定感を高める環境づくりとして、他者との関わり方も重要となります。②でもお伝えしたように、ネガティブな思考や言葉は思考に入り込んでしまいます。ほかの人が同僚の悪口を言っていたり、自分に向けて心のない言葉をかけてくることもあります。仕事をする上でそういった人との関わりをゼロにすることはできませんが、なるべく距離を保つ勇気も必要です。
参考:日本人(子供)の傾向
文部科学省の調査でも、日本の子供たちの自己肯定感が諸外国に比べて低い状況であることが示唆されています。日本従来の特徴、良さである「他者との関係の中での自己」で育まれる「自己有用感」や「挑戦心」、「主張性」をバランスよく育み、子供たちの自己肯定感を高めていくことが重要との考察があります。
子供に限った話ではなく、大人(社会人)に関しても、自己肯定感を高めることで、自分自身の人生を豊かにするきっかけになります。

資料3-2 自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実現に向けた、学校、家庭、地域の教育力の向上(教育再生実行会議第十次提言本文・参考資料)(2/2) (mext.go.jp)
まとめ
セルフマネジメントの一環として、自己肯定感の高め方の紹介はいかがでしたでしょうか。自分を信じる力を養うことで、業務上で理不尽なことが起きても落ち着いて対処していくことが出来るようになっていきます。もちろん反省も成長には必要ですが、過小評価等は必要ありません。
自分自身を認め、信じることで、業務だけではなく、プライベートの充実にもつながります。業務とプライベートが完璧に切り離せない今、どちらも充実させるために、自己肯定感を高めていきましょう。
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