「STAEM教育」という言葉を聞いたことありますか?最近、会社の研修などでよく目にするのではないでしょうか。
今回はSTEAM教育について、その定義や実際に行う研修などの観点から書いていきたいと思います!
- STEAM教育とは何かを知りたい
- 会社の研修としてSTEAM教育を取り入れたい
- 現代の時流にあった能力とは何かを知りたい
そもそもSTAEM教育って何?
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の頭文字をとり、理数系分野の知見を持った人材を開発するための教育システムとしてSTEMという概念が。これに芸術(Art)を加えてSTEAM教育としています。

STEM教育については2001年ごろからアメリカでその必要性が喧伝されていました。競争力の源として、急激に変化する時代の中でAIやビッグデータを使う人材、創る人材が求められているということが大きな要因だったようです。
実際に昨今の新興企業には金融とITを掛け合わせた「FinTech」や、ソフトとハードを掛け合わせた「IoT」関連のものが多いです。GAFAと呼ばれるプラットフォーマーはSTEM知識を使う最たる例と言えますが、IT関連の知識・技術はどの産業従事している人にとっても重要となるでしょう。

参考①:https://www.ifs.co.jp/knowledge/kaigai20190820/
参考②:https://studystudio.jp/contents/archives/39309
誰に向いている?
では、STEAM教育とは誰を対象としているのでしょう?
結論から書くと、次世代を生きる全員が対象です。これはアメリカ合衆国第44代大統領バラク・オバマ氏の演説からも読み取ることができます。
今までの説明からは理数系の方が対象に感じるかもしれませんが、IoT(あらゆるのものがインターネットに繋がる)時代を生きる我々にとっては誰しもがSTEAM教育に触れるべきと考えられるでしょう。
引用元:https://youtu.be/6XvmhE1J9PY
結局何をすればいいの?
ここまでSTEAM教育とは何か?誰に向いているのか?について記してきましたが、何から手を付ければ良いかわからないという方がほとんどだと思います。
そこで、①個人でできること②組織全体で取り組めることの2つにわけて、今日から取り組めることを紹介していきます。
個人でできること
eラーニングの活用
数学やエンジニアリングをはじめ、STEAM教育が取り扱う領域では自分の手を動かしての学習が欠かせません。eラーニングでは以下のようなメリットがあります。
- 自分のスケジュールに沿った学習ができる
- 繰り返し学び直すことができる
- プログラミングなどの複雑な知識も、お手本や動画でわかりやすい解説が見られる
下記の Aidemy では、導入から丁寧にプログラミングやその周辺知識を学習することができます。

研修として
eラーニングの活用
こちらは「個人でできること」とも重複する内容になりますが、企業全体で法人契約を結ぶことで社内の誰でも学習機会を持つことができます。
先ほど紹介したAidemyには法人プランもあり、活用している企業も多く存在するようです。

STEM事業への割り当て
日本の企業では慣行的にOJT(現任訓練)が研修のうち多くを占めています。つまり、実務を通じて従業員の能力開発を行うという方策を積極的に取ることができるとも言えます。
営業職や管理職のみを担ってきた従業員とIT技術などに精通している社員を同一のプロジェクトに割り当てることで能力開発のシナジーを見込むことができるかもしれません。
まとめ
今回はSTEAM教育について紹介してきました!
次世代の事業や産業の根幹を成す分野について知識や技術を得ることで、個人でも組織でも活躍の幅は格段に広がっていきます。この記事を機に新たな時代を創るための知識を獲得してみてはいかがでしょうか!