【社内AI人材の育成②】ipa基本情報技術者試験|FE・CBTとは?午後試験でPython?2021年試験で何が変わった?特徴をご説明します!

本稿では、G検定の続きで、基本情報技術者についてご紹介します。

想定される読者

・AI人材の育成を考えている人事担当者
・基本情報技術者試験の受験を検討している方

基本情報技術者試験とは?

独立行政法人情報処理推進機構(Information-technology Promotion Agency; IPA)が主催している資格の一つです。高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者であること対象者像となっています。またIPAは、応用情報技術者など他にも数多くの資格を運営しております。基本情報技術者試験の立ち位置としては、下記のようになります。

出典:IPA「制度の概要:基本情報技術者試験」

基本情報技術者試験の概要

基本情報技術者試験の概要は原則下記のようになっています。

受験資格なし
実施概要
 午前
試験時間:150分
出題形式:四肢択一
解答数:80問
実施概要
 午後
試験時間:150分
出題形式:多肢選択式
解答数:5問
出題範囲後述
受験費用5,700円(税込)
実施回数年2回
合格率28.5%(令和元年秋期)
合格者数19,069人(令和元年秋期)
公式HPhttps://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

基本情報技術者試験の特徴としては、知名度の高さです!年に2回の試験で、毎年10万人以上が受験しています。情報系の企業に就かれている方や、情報系の大学に通われていた方であれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

そして、令和2年度秋期試験では、CBT(Computer Based Testing)試験が行われることになりました。年に2日程しかなく、仕事の都合がつかない方も多かったと思いますが、CBTに変わったことで受験者数も増えるのではないかと思います!

これまでとCBT試験の変更点

上述したように、基本情報技術者試験はCBTで試験実施されることが決定しました。
ここではCBT試験について、今までとの主な相違点について説明したいと思います。

今までCBT
試験日程1日程のみ2か月間
試験時間午前・午後選択可能
試験会場IPAが指定自分で選択
筆記用具紙と鉛筆PC
呼称春期・秋期上期・下期

試験日程は、今までは4月第3日曜日と10月第3日曜日のみで、半期に1日程しかありませんでした。しかし、CBTになると日程に幅が出て、受験日程の調整がしやすくなります。基本情報技術者試験は各回2万人以上の当日欠席があったのですが、これにより欠席者数も減ると考えられております。

次に、試験時間です。試験時間も今までは、午前が9:30-12:00、午後が13:00-15:30に固定されていました。しかし、CBTになることで、午前の試験を午後に受けることが可能になります。試験の名称に午前試験という名称が残っていますが、午後に受験可能です。今までは、試験会場が遠隔地の場合、睡眠時間などを削られて本来の力を発揮できない恐れがありましたが、そういった問題も緩和されます。

続いて、試験会場です。試験会場は受験票に記載されている会場(大学や専門学校が多い)だったのですが、自分で選択できるようになります。これにより、近隣会場での受験が可能となります。具体的な会場はこのページで検索可能なので、興味があったらご確認ください。

他にも、筆記用具の変化や呼称の変化があります。あまり大きな問題ではないですが、気を付ける必要があります。

これまでとCBT試験の共通点

上記では、相違点についてまとめましたが、反対に共通点を挙げてみます。

  1. 受験費用
  2. 半期での受験可能回数
  3. 試験内容※

試験内容は2020年試験から変更することが発表されています。

受験費用はどちらも5,700円(税込)で変化はありません。ただ、交通費などは多くの場合で減少するので、トータルで見たら安くなっているかもしれませんね。

そして、受験可能な回数も1回のみです。CBTになり、日程が増えたからといって何回も受験する事は不可能です。なので、自分の予定に合わせて本領発揮できる1日を入念に選びましょう。

最後に、試験内容です。試験内容も大方変わらないと考えられています。ただ、もともと2020年春から午後試験にPythonが導入されるなど変化があったので完全に変わらないとも言い切れないです。他にはPCの問題で、試験内容が変わる可能性も0ではありませんが大方変わらないと考えられています。
Python試験のサンプル問題は公式HPに上がっているので、興味がある方は確認してみてください!

出題範囲

基本情報技術者試験の出題範囲は大別すると下記の3項目になります。

  1. テクノロジ系
  2. マネジメント系
  3. ストラテジ系

詳しい出題範囲は基本情報技術者試験シラバス(Ver.7.1)に記載されています。
出題範囲の特徴としては、情報技術に関する内容に留まらず、マネジメントなどまで含めており、包括的に勉強できるようになっています。

合格率推移

基本情報技術者の直近5回分の合格率の推移です。大体20台で前後していることがわかると思います。R2(2020)年の試験はコロナ禍で中止となってしまったため、これ以降は開催されていないです。時間が空いてしまったため、次回の合格率は上がるかもしれませんね。

日程応募者数受験者数受験率合格者数合格率
H29年秋76,717人56,377人73.5%12,313人21.8%
H30年春73,581人51,377人69.8%14,829人28.9%
H30年秋82,347人60,004人72.9%13,723人22.9%
H31年春77,470人54,686人70.6%12,155人22.2%
R1年秋91,700人66,870人72.9%19,069人28.5%

受験者の特徴

情報処理推進機構の統計情報より、基本情報技術者について考えてみます。
基本情報技術者試験の受験者情報はあまり記載がなく、大半が高度資格のものだったので、ここでは合格者平均年齢についてのみ示します。

【合格者平均年齢】

基本情報技術者試験は合格者の平均年齢が最も低いことがわかります。ITパスポートは直近のデータはありませんでしたが、過去のデータを参照しても、基本情報技術者試験の平均年齢が最も若かったです。

試験名R1秋H31春H30秋H30春
ITパスポート
情報セキュリティマネジメント36.037.236.837.6
基本情報技術者24.825.224.825.0
応用情報技術者29.028.229.229.3
ITストラテジスト39.038.139.738.0
システムアーキテクト37.331.336.531.9
ネットワークスペシャリスト33.435.033.633.5
支援士36.136.136.835.3
ITサービスマネージャー40.242.240.341.4

参考書

筆者自身、一昨年基本情報技術者試験を取得したので、勉強法の詳細については後日記事を書こうと思っています。ここでは、一般的に基本情報技術者試験でよく利用されている書籍について紹介したいと思います。

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

基本情報技術者の参考書として良く利用されている書籍です。

長所
長所は、絵が多く視覚的に理解しやすい事です。薄い臙脂色で書かれており、かなり見やすくなっています。Kindle版では検索もできるので、辞書として活用する事も可能です。

欠点
欠点は、この書籍に限った事ではありませんが、分量が非常に多いです。最新版では729ページもあるため、全部覚えることはなかなか難しいです。

基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

基本情報技術者の過去問題集です。

長所
過去問題をまとめて解くことができます。解説も丁寧に記されているので、理解を深めることができます。試験内容の確認のみならず、本番の流れを把握する上でも非常に役立つと思います。また、この本では、直近4回以前はPDF版を配布しているため、合計で19回分も試験を受けることが可能です。

欠点
欠点としては、過去問自体が無料で配布されていることです。なので、お金を掛けたくない方は買わなくても極論は買わなくても過去問を解けます(もちろん推奨ではありません)。情報推進機構公式HP基本情報技術者試験ドットコムで公開されています。前者は略解しかないため、後者の方がおすすめです。

基本情報技術者に関する声

Twitter上での基本情報技術者に関する声です。同じ方のツイートですが、午前と午後の試験を分けて別日に受験されている様子がわかると思います。通常の紙の試験であるような、問題文への書き込みができないので、気を付ける必要があるみたいですね。

まとめ

以上で、基本情報技術者試験についての説明を終わりにします。
社内のAI人材を育成したい担当者や、基本情報技術者試験に興味のある方の参考になったら幸いです。

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