今回は、コンテンツマーケティングの具体的な戦略について見ていきます。概要と実例については是非こちらの記事を参考にしてください。
- コンテンツマーケティングを始める時には何を考えればいいの?
- どんな目標設定が、なぜ効果的なのか知りたい
- 具体的なマーケティングの内容について経験がない
Contents
コンテンツマーケティングの戦略
コンテンツマーケティングを遂行するためのフローについて紹介します!
なお、このページはこちらのサイトを参考にしています。
①SMARTな目標を定める
まずは、「SMART」な目標を定めましょう。コンテンツマーケティングを遂行する上でポイントとなる項目の頭文字をとって「SMART」です。この目標を設定することで、マーケティングに止まらない事業や企業規模での指針に繋がる可能性もあります。
Specific:目標を具体的なものに
期限や数値設定を明確にすることで、全員が具体的なイメージを持つことができます。「もっと多くの人に広がって欲しい」では抽象的すぎますが、「今の3倍のPVがつくにはどうすればいいだろう?」という問いには応えられるのではないでしょうか。
Measurable:測定可能性
目標までの道筋を辿ることが出来るようにしましょう。PV数やコンバージョン数に重きをおき、「ブランドエンゲージメント」「ソーシャルインフルエンス」などのバズワードには引っ張られすぎないことで一貫した評価軸ができます。
Attainable:達成可能性
困難な中でも達成可能な目標設定を意識しましょう。一朝一夕で成功するコンテンツはありません。あくまで達成可能な指標を一歩ずつ設定することが大切です。
Realistic:地に足のついた設定を
組織や個人のできることを整理しましょう。資源や能力を考えながら目標を立てることが重要です。課題や目標設定は達成するためにすることを忘れないように!
Time-bound:時間を意識して
常に時間をもとにしたスケジュールに注意を払いましょう。「いつか」遂行されるタスクは存在しません。
実例
下にいくつかのSMART目標の例をあげています。しかし、それぞれに含まれていない要素もあるので、組織や目標ごとに調整していきましょう!
- ブランド認知度の向上
- 収入を高める
- コンバージョンを増やす
- ブランドロイヤリティの向上
- 顧客エンゲージメントの向上
- 見込み客や顧客との信頼関係を築く
- 戦略的にパートナーシップを組む
参考:How to Set SMART Marketing Goals [Free Template]
②KPIを設定する
設定した目標に対しては、KPI(Key Performance Indicator)を設定することを忘れないようにしましょう。目標に対して評価可能なデータを蓄積することで、より詳細な業績を測定することができます。
以下の表は先ほど紹介したいくつかのSMART目標に対応するKPIの例です!
SMART目標 | 対応するKPI |
---|---|
ブランド認知度の向上 | サイト訪問数 ソーシャルメディアのフォロワー数 サービス登録者数 顧客からの評判数 業務提携先 |
収入を高める | 日毎の売上 サイト訪問数 |
コンバージョンを増やす | コンバージョン率 オンラインショッピングにおけるカートの商品放棄率 出荷率 競合を加味した価格設定 |
ブランドロイヤリティの向上 | リピート率 プロモーションしてくれる顧客 商品評価 商品紹介の数 |
顧客エンゲージメントの向上 | SNSでのリアクション(いいね/RT) フォロワー数 引用数 被リンク数 |
見込み客や顧客との信頼関係を築く | リピート率 フォロワー数 サイト訪問数 |
戦略的にパートナーシップを組む | 被リンク数 業務提携 |
③コンテンツの種類を決める
顧客や対象とする層を考えつつコンテンツを詰めていく時には、以下の質問を繰り返しましょう
- 顧客は何が必要か?
- どんなことに課題を感じているか?
- なぜあなたのコンテンツが必要なのか?
- どのように顧客に貢献するのか?
- 時間やお金について、どこに何を割いてくれるのか?
そして何よりも、プロダクトやサービスを作る組織や個人がコンテンツに対して愛着があることを最重要視してください。
④コンテンツを発信するチャネルを選ぶ
コンテンツの種類が決まったら、具体的なチャネルを考えましょう。
場合によっては、コンテンツが決まると同時にチャネルが自明になる場合もあります。例えば、ソーシャルネットワーク向けのコンテンツを作っている場合はFacebookやTwitterなどのプラットフォームが大前提となります。
⑤予算を決める
コンテンツの内容、拡散方法や宣伝するプラットフォームなどが確定したら予算について考える段階です。以下のチェックリストを参考に規模感を意識しながら概算していきます。
コンテンツを作るための技術費用は必要か?
- デザインをするためのAdobeサブスクリプション登録費用
- 動画制作のためのソフトウェア導入
- 高画質な動画や画像のためのカメラ購入
新たな人件費が必要か?
各方面や必要な機能において、プロを新たに雇う必要があるかを検討しましょう。
- デザイナー
- マーケッター
- 法務
- 法人営業
- 管理部門
広告費用が必要か?
- SEO対策
- 広告掲載費用
- インフルエンサーへの案件費用
- プラットフォームごとの契約費用
マーケティングを遂行するための設備投資が必要か?
- KPI管理ツール
- 人事労務管理ツール
- 顧客管理ツール
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⑥コンテンツ作成・配信・販売
全ての準備が整ったら、あとはコンテンツを作成し、配信や販売をしましょう!この時に、しっかりと事業計画に則ることが大切です。チーム内でカレンダーを共有し、数値目標や各種締め切りなどを守り続けることで想定している業績達成につながります。
⑦結果の分析と考察
最後に、結果を分析することでコンテンツマーケティングに関する施策をより強めていきます。結果を分析する際にはより多くの顧客に届かせることや、より購買行動を促進することに主眼がおかれることが多いです。
具体的にはSMART目標やKPIを振り返り、今回のマーケティングが成功したかどうかを考察します。様々な仮説や施策について、目標が達成されたのか、外れていた場合はその理由を深く考察する必要があります。
まとめ
コンテンツマーケティングの目標は、顧客を巻き込むこと
効果的な施策を打つことで、より多くの顧客にコンテンツを届け、目標達成が促進されます。収益を伸ばしたり、ブランド認知度を高めること、そして顧客との信頼関係を気づく方法には様々な種類があります。今回概観したコンテンツマーケティングについてのいろはが、あなたと顧客の良い関係の端緒となることを願っています!