【2021年度注目】従業員の健康的な働き方促進に向けた取り組み

 新型コロナウイルスの流行もあり、働き方にも大きな変化が起こっています。リモートワークも推進される中、オフィスと自宅、どちらの場所でも快適に仕事を進めていくことも必要です。今回は、職場環境における福利厚生のトレンドを見ていきましょう。

①メンタルヘルス対策

メンタルヘルスへの影響

  Wellable社の「2021年従業員ウェルネス業界動向レポート」によると、今年は誰もがメンタルヘルスに関心を寄せています。10社中9社の企業は、従業員の福利厚生の一環として、この分野への投資を増やすことを検討しています。Z世代とミレニアム世代の従業員の大多数は、雇用主はメンタルヘルスの充実を図るべきだと回答しています。

 新型コロナウイルスの流行によって、従業員のメンタルヘルスへの注目はより高まりました。パンデミックでは、人々の労働環境に大きな影響を与え、多くの場合、さらなるストレスや不安を生み出しています。

 在宅勤務が多くなると、自宅で仕事をしているという事実が孤独感をもたらし、時にはうつ病を引き起こすこともあります。自宅で仕事をするとプライベートと仕事の境目が曖昧になり、多くの人が(無意識のうちに)長時間働き、完全にスイッチを切ることができず、燃え尽き症候群になる可能性が出てきます。慣れない生活に多くの労働者のストレスレベルが上昇し、人々のメンタルヘルスを圧迫していると言えます。

対策

●24時間対策のヘルプライン
●メンタルヘルスコーチング
●ストレス管理研修

②ストレスマネジメント

 ストレスマネジメントは、メンタルヘルス関連の福利厚生に分類されますが、今年のトレンドリストとして必見です。

 悲しいことに、職場でのストレスは、パンデミック以前から多くの従業員が経験してきたことです。アメリカでは、従業員の3分の2近くが、仕事中に常に、あるいはほとんどの時間、ストレスを感じていると答えています。

 職場でのストレスが人々の健康、ひいては仕事に及ぼす影響については、Ginger社の報告書によると、81%の労働者が、疲労や不安から身体的な不調まで、さまざまな症状が出て仕事を休むことになると答えています。

 Covid-19の登場により、ストレスレベルはかつてないほどの高さに達しています。そのためか、81%以上の企業が、今年はストレスマネジメントとレジリエンスにさらなる投資を行う予定です。ストレスは精神的にも肉体的にも多くの健康問題を引き起こす可能性があるため、企業が従業員にこの種の福利厚生を提供することは非常に理にかなっています。

③予防に力を入れる

 このテーマは、すべての企業が職場での健康増進活動を実施する際の最重要課題となるでしょう。従業員がストレスを感じたり、腰が痛くなったり、画面を見ていて目が痛くなったりしてからでは手遅れになってしまうからです。

 なぜなら、予防がうまくいけば、従業員は広い意味での健康を手に入れることができるからです。肉体的にも精神的にも、そして経済的にも健康で、ひいては幸せなのですしたがって、予防こそが従業員のウェルビーイングの出発点となるべきなのです。

 仕事上のストレスで凝り固まった筋肉をほぐすために、会社専属のマッサージセラピストを派遣するのではなく、例えば管理者は、従業員がそもそも大きなストレスを感じずに働けるような職場環境を整える努力をすべきです。

 従業員に提供できる予防的ベネフィット

  • メンタルヘルスの問題を特定するための管理者のトレーニング
  • 定期的な健康診断と予防接種
  • スタンディングデスクなどの提供など、従業員がより活動的になることを奨励する方法
  • 健康的な食事、禁煙、減酒などに関するワークショップやカウンセリングの実施

定期的にチームメンバーの心身の状態をチェックすることができるのは、マネージャーです。そのため、部下の調子が悪いことに最初に気づき、すぐに対策を講じることができるのも彼らです。

③作業場のデザイン

 パンデミックがすべての職場に大きな影響を与えたことは間違いありません。例えば、顧客と接する重要な役割を担う従業員にとって、マスクやフェイスガードやビニールカーテンなどでの仕切りは新しい職場の現実に欠かせないものとなりました。

 また在宅勤務者にとっては、ダイニングテーブルや子供部屋がその場しのぎのオフィスに変身したのです。しかし、中には出勤することを余儀なくされている場合もあり、オフィスでの環境を充実させていくことも必要になります。

そのため、今年のトレンドとして、作業場の見直しが挙げられます。組織は、従業員の安全を確保するために、職場のデザインを見直しています。

 そして最近の調査を見ればより職場環境デザインの必要性を見直すことに繋がります。世界全体の68%の従業員が雇用主の建物で働いていても完全に安全だとは感じていません。この数字は遠隔地で仕事をしている人ではさらに高く、75%となっています。さらに、リモートワーカーの4人に1人近く(23%)が、必要な安全対策が施されていない職場に戻るよりも、新しい仕事を探したいと答えています。

 多くの人にとって、自宅が職場の一部となっているため、組織は従業員のリモートワークをより良く、安全に促進する方法を検討することが重要です。

作業場の新しいデザインとはどのようなものでしょうか?

社会的な距離感を確保するためのワークプレイスデザイン
職場での身体的快適性と安全性の確保
ホームオフィスを設置するための予算の確保

オフィスのコロナ対策については、下記記事も参考にしてみてください。

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【コロナ対策】オフィスで必要な工夫|感染を予防しよう


まとめ

 新型コロナウイルスの流行において、働きからも色々と変化が求められています。今までとは違う働き方に会社も従業員も適応していくことが必要で、この傾向は今後も続くことになるでしょう。従業員の満足度は、精神的・肉体的・経済的・家族的な満足度が複雑に絡み合っています。会社としては、従業員に可能な限り幅広く福利厚生のサービスを提供することも大切です。この記事が健康的な働き方を促進させる一助となれば幸いです。

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