【完全版】VDI(仮想デスクトップ)とは?導入判断ポイント含めわかりやすく解説!知識ゼロからわかる後悔しないVDI選択

VDIとは?

 VDI(Virtual Desktop Infrastructure)とは、サーバ内にデスクトップ環境を作り、画面だけをユーザに届ける仕組みのことです。
 特徴として、サーバ上にデスクトップを集約・管理できる点、画面表示だけのため端末にデータが残らない点が挙げられます。画面表示はスマートフォンやタブレット等マルチデバイスに対応しているため、リモートアクセスに対応している点も魅力です。

どんな企業が導入すべきか

 VDI(仮想デスクトップ)を導入すべきなのは、コストがかかることを許容した上でセキュリティ向上やリモートワークに取り組む中堅企業〜大企業です。仮想デスクトップはセキュリティ面などでメリットは多いものの、非常に大きなコストデメリットがあります。セキュリティ向上やリモートワークの推進と天秤にかけ、検討を進めていくことが必要です。

仮想デスクトップのメリット・デメリット

仮想デスクトップのメリット

メリット①:いつでもどこでも利用可能に

 仮想デスクトップならネットワークを介して業務に必要な環境が提供されるため、いつでもどこでも、同じ環境で利用可能です。仮想デスクトップ無しでリモートワークを試みた場合、セキュリティの観点から社外PCに必要な情報や資料を入れる事が出来ず、スムーズな業務遂行が出来ないことも多いのではないでしょうか。仮想デスクトップはこのような課題解決に貢献することが出来ます。

メリット②:堅牢なセキュリティ

 情報漏洩問題が増えている今、セキュリティは企業の取り組みとして重要です。特にリモートワーク時には、社外に端末を持ち出す必要があり、端末の盗難や紛失などによる情報漏洩が懸念されます。仮想デスクトップの場合、業務データは全て会社のサーバ内に蓄積され、手元のPCにデータを残ることがないため、万が一の際にも情報が漏洩せず、セキュリティ強化に繋がります。

 また、高セキュリティ環境の維持には、OSバージョンアップやセキュリティパッチ等、各人での端末作業も必要になります。今まで各人任せとなっていた作業を一元管理可能となるため、確実な端末更新作業によるセキュリティ強化が可能です。

メリット③:BCP強化

 災害時ではオフィスの損壊や電車の遅延等により、社員が出社出来ず、事業継続に支障をきたす場合も考えられます。
 仮想デスクトップならば、サーバとネットワーク環境さえ残っていれば業務を継続することが可能です。事業所と離れた位置にサーバを設置することで、BCPの強化に繋がります。

仮想デスクトップのデメリット

デメリット①:価格の高さ

 仮想デスクトップのデメリットはコストがかかることです。一般的に1アカウントが4,000円〜と書かれていることが多いですが、これはDaaS本体価格だけのため、VPNやサーバ費用、その他カスタマイズを含めると少なくとも1アカウント8,000円以上は覚悟した方がいいでしょう。ただ、これ以上ない堅牢なセキュリティのため、コストをかけられる大手企業にはおすすめです。

デメリット②:PCよりも処理が重く、使い勝手が悪くなることがある

 仮想デスクトップはインターネット回線を通じて、画面と操作情報をやりとりするため、ネットワークが貧弱な場合、操作が重くなります。もちろんネットワーク構築に費用をかけたり、仮想デスクトップの性能をあげれば快適な利用は可能ですが、現実的にネットワーク構築に追加コストを費やすことは難しい場合も多いでしょう。

VDI(仮想デスクトップ)の種類

 VDIにはデスクトップ環境の保存場所に応じてオンプレミスVDI、クラウドVDIに分けられます。

 また、VDIの仕様タイプは以下2点です。細かい仕様の話なので、導入を決定した後の検討でも問題ありません。

 ・仮想PC方式:ユーザごとに固有のデスクトップを作る、カスタマイズ性の高い方式
 ・サーバベース(SBC)方式:同一デスクトップを利用するカスタマイズ性が低い方式

オンプレミスVDI:自社でサーバを保有

 オンプレミスVDIの場合、自社でサーバを保有してVDI環境を構築します。今までは自治体や大企業などが自社内で構築することがありましたが、クラウドが広がりセキュリティ確保もされている現在では、オンプレミスVDIとするメリットはなさそうです。
 ※社内ルール等で、完全にネットワークを切り離したい場合はその限りではありません。

クラウドVDI(DaaS):事業者がサーバを保有

 クラウドVDIの場合、事業者が保有するサーバ上にVDIを構築します。事業者が保有しているサーバの場合、一般的に自社保有よりもセキュリティや災害対策をしっかりしているため、価値が出ます。
 また、クラウドVDIは事業者により大きく2点に分けられます。

①SIerのクラウドVDI
 SIerの提供するクラウドVDIの場合、営業担当がついてくれるため対応が充実していること、社内に有スキル者が必要ないことがメリットです。ただし料金が高いため、VDIにコストをかけてもサポートが必要な場合こちらを選択しましょう。

②メガクラウドVDI
 workspaceやVMhorisen等の有名企業のVDIの場合、SIerを介さないため、料金が安いことがメリットです。問題点は、ドル購入になるため為替に左右される(AWSの場合)こと、問題発生時のサポートに不安がある点社内に有スキル者が必要な点です。

 大抵の問題は、インターネットで解決方法が見つかります。ある程度スキルに自信がある方はメガクラウドをお勧めします。またシステム不具合の改善スピードもメガクラウドVDIが一番です。メガクラウドの構築をサポート業者に任せる手もありますが、質が高く料金が安い業者を探すのは大変です。

おすすめのVDI種別について

 お勧めはクラウドVDIです。クラウドVDIの導入の際、社内に有スキル者がいる場合はメガクラウド、いない場合はSIerのクラウドVDIとしましょう。

 また、Workspace やWindows Vertial Desktop等、メガクラウドでは無料サービスが提供されていることもあります。一度お試しで利用してみて、導入を検討することもおすすめします。

製品を選ぶ上でのポイント

メガクラウドVDIを利用する場合

 メガクラウドを利用する場合、自社で構築・運用が必要となります。社内の有スキル者に合わせて利用するサービスを選択しましょう。一部メガクラウドには無料サービスもあるため、一度試していて、自社のスキル社で本当の運用できるのかを確認することも大切です。

SierのクラウドVDIを利用する場合

 料金と自社での実施範囲(SIerのサポート範囲)を確認した上で、できるだけ価値のあるサービスを選択しましょう。SIerを提供するのクラウドVDIは、基本的にメガクラウドをベースとして作成されていますので、中身にはほとんど差がないと言っても過言ではありません。

まとめ

 仮想デスクトップの概要から導入の検討ポイントを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。仮想デスクトップは、導入・利用にコストがかかるものの、セキュリティ向上やリモートワークを推進する上ではメリットの多いサービスです。本記事を参考にしていただき、自社に本当にVDIが必要なのか?また必要な場合は、自社に最適なVDIは何か見極めていくことが重要なポイントとなります。

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