【図解;経営に役立つTED】やる気に関する驚きの科学について

https://www.ted.com/talks/dan_pink_the_puzzle_of_motivation?language=ja

TEDの「やる気に関する驚きの科学」について、図解を交えて紹介していきます。

スピーカー;ダニエル・ピンクについて

今回のTEDトークのスピーカー、ダニエル・ピンクについて紹介していきます。
◆1964年、アメリカ合衆国生まれ
◆経歴;1995年から1997年まで、アメリカの副大統領であったアル・ゴア氏の首席スピーチライターを務めました。その後はフリーエージェントとなり、記事や論文などを執筆しています。

TED;やる気に関する驚きの科学

やる気と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。業務を行う上で従業員のやる気(モチベーション)について課題となることも多いでしょう。今回はTEDの中からやる気を引き出すためのポイントについてお伝えしていきます。

①やる気の間違った認識

人は何にやる気(モチベーション)を感じるのでしょうか。今回は、ろうそく実験の事例から、やる気について見ていきます。

「ろうそく実験」とは

1945年、心理学者のカール・ドゥンガーが行動科学の実験を実施しました。実験の内容はテーブルに蝋がたれないように壁に取り付けることが要求されるものでした。

被験者たちは、ろうそくと壁を蝋で密着させようとする等、試行錯誤を繰り返し、中々回答に辿り着くことが出来ません。一方、画鋲を小箱に入れない場合には、即座に回答することが出来ます。

この2つの差から、箱はあくまでも画鋲の入れ物という固定観念が問題の解決を妨げる事が明らかになりました。

更なる「ろうそく実験」について

更に、サム・グラックスバーグという科学者がろうそく実験を進化させ、やる気について1つの見解に辿り着きました。

ろうそく実験を解決できるまでの時間を計測し、1つのグループには、時間を図るだけ、もう1つのグループには報酬を提示しました。すると、一見報酬がある方が早く問題を解けると考えがちですが、結果は報酬を提示されたグループの方が3分半も長い時間がかかりました。

本実験により、クリエイティビティが求められるような課題(仕事)については、報酬を与える事でより思考が鈍く、クリエイティビティが阻害されることが明らかになりました。

人々のやる気を引き出そうとした時に、単純に給料やボーナスを上げれば良い訳ではないことを覚えておいてください。

②飴と鞭の効果

ろうそく実験での見解より、人のやる気を引き出すためには、報酬だけでは足りないということが明らかになりました。ここでは、クリエイティブな仕事へのやる気を引き出すための方法があるのをお伝えしていきます。

飴と鞭の効果について

20世紀までは、単純作業を人間が行い、その業務についていかに効率化していくかが課題でした。そのような単純であり、ルーチン化された業務については、飴と鞭を使い分けることで動機付けが可能でした。

一方、単純作業はロボットやAIに置き換わりつつある21世紀においては、非ルーチン業務、右脳を使うようなクリエイティブな仕事が求められています。そのような場合には、ろうそく実験で明らかになったように単純な報酬では動機付けにならず、かえって成果を阻害することとなるのです。

やる気の変化について

やる気を持って仕事を行うためには、自らが面白い、やりたいと感じることが大切になります。飴と鞭のように、何かをしたら、報酬がもらえるというようなIt thenルールは通用しなくなっているのです。

③やる気の科学について

では、やる気を引き出すためにはどのようなポイントが重要になるのかを見ていきます。

やる気の源について

やる気を引き出すためには3つのポイントが重要になります。
①自主性;自分の人生は自分で決めたいという欲求
②成長;何か大切なことについて成長したいと思うこと
③目的;私たち自身よりも大きな何かのためにやりたいという切望

やる気とは、人に言われてやるのではなく、あくまでも自分自身がどうありたいか、何をしたいかが大切になるのです。

(参考)やる気に対する取り組みについて

Google社の取り組みについて

Google社では20%タイムが導入されており、業務時間のうち20%は業務以外の好きなことに当てることが出来ます。

業務だけで精一杯になるのではなく、社員個人が余裕を持ち、自分の真にやりたいことをやることでクリエイティビティの高い成果を生み出す事が可能となっています。Google社のイノベーションのうち、半数はこの20%タイムから生み出されたもの言われています。

まとめ

TED;やる気に関する驚きの科学について、いかがだったでしょうか。よりクリエイティビティな仕事が求められる21世紀を生き抜いていくためには、飴と鞭のような動機付けだけでは社員のやる気を引き出すことは難しいでしょう。そのため、いかに本人の内なる思いや自主性からやる気を持たせるかも、管理者や経営者のスキルとしては大切なポイントになります。

本記事の内容が、やる気とは何か、人はどうすればモチベーションを保てるのかを考え直すきっかけになれば幸いです。

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